リトルサーバーの評判|月額150円のミニプランが総額で割高になる条件を実測

サーバー・WordPress実務
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※本記事の末尾に、当サイトの紹介リンク(アフィリエイトリンク)を1本掲載しています。筆者はリトルサーバーのアフィリエイトプログラムに参加しており、そのリンクを経由して有料の契約が発生した場合に紹介報酬を受け取ります。報酬の有無によって、本記事の測定結果や記述を変えることはしていません。

著者: 佐藤優太(Web制作事業 MOVON 代表) | 公開日: 2026-08-17 | 最終更新日: 2026-08-17
この記事は筆者が実際に申し込み・操作して計測した結果に基づいています。計測条件・計測日・証跡は本文中に明記しています。
本サイトの編集方針: 運営者情報

  1. 結論(先に答え)
  2. なぜいちばん安いプランを実際に申し込んだのか
  3. 申し込みから使えるようになるまで(実測)
    1. 申込フォームにカード情報の欄はなかった
    2. 詰まった点:パスワードに記号を入れると弾かれる
  4. 無料お試しの条件(公式の原文で確認)
    1. 「20日間」「自動課金されない」の根拠を正確に書いておく
    2. お試し中の制限は、公式サイトの2か所で書いてある数が違った
    3. 追記(2026-08-17):この「メール操作不可」を実際に試したら、想定と違いました
  5. 本題:ミニプランは結局いくらかかるのか
    1. 新規ご契約時(税込・お支払い総額/初期費用込み)
    2. なぜそうなるのか=初期費用
    3. ただし2年目からは逆転する
    4. 契約期間は6ヶ月と12ヶ月の2つだけ
    5. プランは上げられるが、下げられない
  6. ミニプランだけ使えない機能は2つ(ワードプランと共通で使えないものが2つ)
    1. 実際に外から叩いても HTTP/1.1 だった
    2. 公式サイトの書き方は、場所によってわかりやすさが違う
  7. WordPressを入れる(実測)
    1. 入ったのは WordPress 6.1.12(最新のメジャーバージョンではない)
    2. 追記(2026-08-17):これはWordPressだけの話ではありませんでした
  8. 既定値のまま完了すると、5つのことが起きる
    1. なぜこれが問題なのか——広告主自身が2020年に注意喚起している
    2. http:// の経路は本当に生きていた
    3. 対策(今日からできること)
  9. SSLは「即使える」が、自分専用の証明書ではない
  10. 速度は測ったが、結論は出さない(そして一度、測り方を間違えました)
    1. 最初に出した2セットと、そこから読み違えたこと
    2. 同じ時刻に交互に測り直した結果
    3. 追記(2026-08-17 12:06):回数を倍にして、もう1セット取りました
    4. 訂正したうえで、何が言えるか
    5. 追記(2026-08-24):1週間後・別の時間帯に測り直しました
    6. 他社比較について、2026年8月24日時点で1つだけ言えること
  11. 初期状態のレスポンスヘッダ
    1. 追記(2026-08-17):申告されているPHPのバージョンが、場所によって3つに分かれていました
  12. 追記(2026-08-17):コントロールパネルの中身
    1. PHPは9バージョンから選べて、php.ini も自分で編集できます
    2. ミニプランのCronは「2個まで・5分間隔まで」
    3. ブラウザFTP(WEBマネージャ)の制限
    4. SSHは「画面は開くが、押していない」
    5. パスワードの入力規則は、場所ごとに違います
    6. 良かった点:ログインのたびに通知メールが届きます
    7. ⚠ ご契約内容の画面には、押してはいけないボタンが並んでいます
    8. 参考:WordPressを入れたあとのリソース消費
  13. 公式サイトの中で、数字が食い違っていた箇所
  14. この記事の限界(正直に書きます)
  15. リトルサーバーについてよくある質問
  16. まとめ

結論(先に答え)

  • リトルサーバーの看板は「月額150円」です。これはミニプランを12ヶ月契約したときの税別・月額換算値で、正しい数字です【一次: リトルサーバー ミニプラン, 2026-08-17, https://lsv.jp/?plan_mini】
  • ただし、2026-08-17時点で新規に12ヶ月契約した場合の税込お支払い総額は、ミニプラン2,992円に対してワードプラン2,574円でした。ミニプランのほうが418円高いことになります【一次: リトルサーバー ご利用料金, 2026-08-17, https://lsv.jp/?price】
  • 理由は初期費用です。ミニプランの初期費用は1,012円(税込)、ワードプランとリトルプランは8/31までのキャンペーンで0円でした【一次: リトルサーバー ご利用料金, 2026-08-17, https://lsv.jp/?price】
  • しかもミニプランだけ「高速化設定」と「http/2」が使えません。公式の全プラン比較表にこの2項目が×で書かれており、外から実際に叩いても HTTP/1.1 のままでした【一次: リトルサーバー 全プラン比較, 2026-08-17, https://lsv.jp/?planall】【実測: n=1, 2026-08-17, curl に –http2 を明示指定して http_version を取得】
  • 一方、サービス自体はよくできています。無料お試しは20日間・カード登録欄なしで、申込フォーム送信から使えるようになるまで約2分でした【実測: n=1, 2026-08-17, 04:32頃フォーム送信→04:34に仮登録完了メール受信】
  • WordPressは入力0件・4クリック・総所要2分49秒で立ち上がりました【実測: n=1, 2026-08-17, コンパネの「簡単インストール」を開いてから外形HTTPで稼働を検出するまで】
  • ただし入ったWordPressは6.1.12でした。最新のメジャーバージョンは7.0系です【実測: n=1, 2026-08-17, <meta name="generator"> の値】
  • そして既定値のまま完了すると、WordPressの管理者名がコンパネのユーザーIDと同じ文字列になり、その名前が外部から読み取れる状態になります【実測: n=1, 2026-08-17, /wp-json/wp/v2/users に匿名アクセスして200とname・slugを確認】
  • 速度も測りましたが、測り方を1度間違えていて、公開前に訂正しました(httpとhttpsを比べていた)。同一条件で測り直した結果、httpsのTTFB中央値は約152ミリ秒でした。ただしこの記事では「速い/遅い」の結論は出しません【実測: n=5, 2026-08-17, http と https を交互に測り直し】

先に短い答え: 1年で試すだけならワードプラン、2年以上使うつもりならミニプラン。これが2026-08-17時点の公式価格表から出てくる答えです(根拠は後述)。

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なぜいちばん安いプランを実際に申し込んだのか

格安レンタルサーバーの比較記事はたくさんあります。ただ、その多くは公式サイトのスペック表を書き写したものです。

そこで、リトルサーバー関連の検索結果に出た20URLを自分で取得して中身を照合しました。方法と限界を先に書きます。

  • 検索語は「リトルサーバー 評判」「リトルサーバー ミニプラン」「格安レンタルサーバー wordpress」「リトルサーバー 無料お試し」の4本
  • 20URLのうち 19URLはHTTP 200で本文を取得でき、1URLは403で取得できませんでした【実測: n=20, 2026-08-17, curl でHTMLを取得】
  • 照合はHTML本文に対する文字列検索です。JavaScriptで後から描画される本文は検出できませんし、別の言い回しで同じ内容が書かれている可能性も排除できません

その範囲での結果です。

調べたこと ヒットしたURL数
TTFB・実測・計測などの語(自前の計測値があるか) 2(うち1件は広告主の公式サイト)【実測: n=19, 2026-08-17, HTML本文の文字列検索】
「初期ユーザー」「既定のユーザー」「ユーザー名が自動」などの語 0【実測: n=19, 2026-08-17, 同上】
「平文」「暗号化されずに」などの語 0【実測: n=19, 2026-08-17, 同上】

ヒットした2件は本文を目視しました。1件は用語解説の表に「TTFB=サーバー応答の速さの目安」とあるだけで、リトルサーバーの測定値ではありませんでした【実測: n=1, 2026-08-17, 該当ページの本文を目視確認】。

もう1件は広告主の公式サイトでした。 そこには4プラン分のサーバー性能値が掲載されていますが、注記にこう書かれています【一次: リトルサーバー サービス案内, 2026-08-17, https://lsv.jp/service.php】。

PHPspeedにて、それぞれ5回計測した数値を表示しています。
※ すべてphp5.6.36のCGIモードでの計測値であり、導入時期によって差異が生じる場合がございます。
【一次: リトルサーバー サービス案内, 2026-08-17, https://lsv.jp/service.php】

この性能値は「リトルサーバーでは2018年7月、各プラン別のサーバーをご用意いたしました」という文脈に置かれています【一次: リトルサーバー サービス案内, 2026-08-17, https://lsv.jp/service.php】。現在の標準PHPは8.2です【一次: リトルサーバー お知らせ, 2026-08-17, https://lsv.jp/news.php?=102】。つまり、公式が出している唯一の性能比較は、2世代前のPHPで測られたものということになります。

そこで、無料お試しに実際に申し込んで、WordPressを入れて、外から測りました。支出は0円です【実測: n=1, 2026-08-17, 無料お試し期間中のため請求は発生していない】。

申し込みから使えるようになるまで(実測)

無料お試しの申込は3ステップです【一次: リトルサーバー お申し込み, 2026-08-17, https://lsv.jp/order.php】。実際にかかった時間は次のとおりでした。

時刻 出来事 出典
04:32頃 申込フォームを送信 【実測: n=1, 2026-08-17, ブラウザ操作の記録】
04:33 「お申し込み受付」メールが届く(認証用URL入り) 【実測: n=1, 2026-08-17, 受信メールのタイムスタンプ】
04:34 認証URLを開き、「仮登録完了」メールが届く=利用開始 【実測: n=1, 2026-08-17, 受信メールのタイムスタンプ】

合計およそ2分です。 公式は「通常はすぐに自動返信されますが、30分以上経過してもメールが届かない場合は迷惑メール扱いになっている可能性がありますので、そちらも併せてご確認ください。」と案内しています【一次: リトルサーバー お申し込み, 2026-08-17, https://lsv.jp/order.php】。今回はその下限側でした。深夜4時台という空いている時間帯だった点は割り引いて読んでください。

認証URLには期限があります。画面には「120分以内に認証用アドレスにアクセスされなかった場合には、お申し込みいただきました仮登録の情報は全てサーバー上から消去されます」と表示されました【実測: n=1, 2026-08-17, 仮登録完了画面の表示】。

申込フォームにカード情報の欄はなかった

公式は「クレジットカード情報は必要ありません。」と明記しています【一次: リトルサーバー お申し込み, 2026-08-17, https://lsv.jp/order.php】。実際のフォームのHTMLを取得して確認したところ、入力欄はお名前・お電話番号・郵便番号(任意)・ご住所・連絡用メールアドレス・ログイン通知(任意)・プラン選択・ご希望ユーザーID・ご希望アカウント・パスワードのみで、カード番号の入力欄は存在しませんでした【実測: n=1, 2026-08-17, https://lsv.jp/form.php のHTMLを取得して入力要素を全件確認】。

詰まった点:パスワードに記号を入れると弾かれる

申込フォームのパスワードは半角英数字のみで、記号を1文字でも含むと「パスワードを見直してください。」で送信できませんでした【実測: n=1, 2026-08-17, フォーム送信時のバリデーションエラー】。

長さ・連続文字・IDとの一致はいずれも条件を満たしていたので、記号だけが原因と特定できました。パスワード管理ソフトの既定の生成設定(記号あり)は、そのままでは通りません。

無料お試しの条件(公式の原文で確認)

項目 内容 出典
期間 20日間 【一次: リトルサーバー お申し込み, 2026-08-17, https://lsv.jp/order.php】
クレジットカード登録 不要 【一次: リトルサーバー お申し込み, 2026-08-17, https://lsv.jp/order.php】
終了したいとき 放置でよい(操作も連絡も不要) 【一次: リトルサーバー よくある質問, 2026-08-17, https://lsv.jp/faq_service.php?=13】
期間中の制限 3〜4件(下記) 【一次: リトルサーバー よくある質問, 2026-08-17, https://lsv.jp/faq_service.php?=09】
延長 サポートに連絡すれば可能(日数の明記はなし) 【一次: リトルサーバー よくある質問, 2026-08-17, https://lsv.jp/faq_service.php?=12】
再利用 原則可能(事業者の裁量で断られる場合あり) 【一次: リトルサーバー よくある質問, 2026-08-17, https://lsv.jp/faq_service.php?=11】

終了時の扱いは原文が明快です。

無料お試し期間の途中の終了は、全て自動的に行われますのでご試用を終了したい場合につきましては、ご契約手続きを行わずに、そのまま放置してください。
無料お試し期間中はご契約状態でないため、特に操作、ご連絡の必要はございません。
規定日数の経過とともに自動的にアカウントを削除、設定内容やデータは全て削除されますので、必要なファイルなどは終了前にご自身で保全をお願いしております。
【一次: リトルサーバー よくある質問, 2026-08-17, https://lsv.jp/faq_service.php?=13】

つまり「うっかり課金される」型のお試しではありません。 ただし逆に、データも自動で消えます。必要なものは自分で退避してください。

さらに、終了の事前通知は必ず来るわけではありません。公式は「通知される場合、されない場合があります」とし、コンパネに一度もログインしなかった場合・ファイルを一度も転送しなかった場合は通知なしで削除されると書いています【一次: リトルサーバー よくある質問, 2026-08-17, https://lsv.jp/faq_service.php?=21】。

「20日間」「自動課金されない」の根拠を正確に書いておく

ここは断定したくなる部分なので、根拠の強さを分けて書きます。

  • 「無料である」ことは利用規約に書かれています。 第6条第1項の原文は「甲の指定する日数を無料試用期間とし、乙による料金の支払義務はないものとします」です【一次: リトルサーバー 利用規約, 2026-08-17, https://lsv.jp/fmenu.php?rule】
  • ただし「20日間」は規約上の固定値ではありません。 規約の書き方は「甲の指定する日数」であり、日数そのものは書かれていません。20日という数字は申込ページとサービス紹介ページに書かれた現在の運用値です【一次: リトルサーバー お申し込み, 2026-08-17, https://lsv.jp/order.php】【一次: リトルサーバー サービス案内, 2026-08-17, https://lsv.jp/service.php】。公式FAQには「なお2018年12月お申込みより、無料お試し期間は従来の10日間から20日間とさせていただいております。」という経緯も書かれています【一次: リトルサーバー よくある質問, 2026-08-17, https://lsv.jp/faq_service.php?=12】。実際、公式FAQにはサポートに連絡すれば延長できるという記載と、2回目以降の利用では「試用期間の短縮、またはご利用条件を変更させていただく場合がございます」という記載の両方があります【一次: リトルサーバー よくある質問, 2026-08-17, https://lsv.jp/faq_service.php?=11】
  • 削除についても、FAQと規約で強さが違います。 FAQは「規定日数の経過とともに自動的にアカウントを削除」と断言していますが、規約第6条第3項は「甲はサーバー内に存在する乙所有のファイル等を削除する事ができるものとします」という事業者側の裁量規定です【一次: リトルサーバー 利用規約, 2026-08-17, https://lsv.jp/fmenu.php?rule】
  • 「自動課金されない」と直接書いた文は、筆者が確認した範囲の公式ページには見当たりませんでした。 そう言える根拠は、①規約第6条第1項の「支払義務はない」②申込フォームにカード情報の入力欄が実在しないこと③FAQの「放置してください」——この3つの組み合わせです。直接の明文ではなく、組み合わせからの判断であることを明記しておきます【実測: n=1, 2026-08-17, 利用規約・申込フォームのHTML・FAQを取得して確認】

  • (2026-08-25 追記)起算日は申込完了メールに書かれていました。 申込直後に届く「仮登録完了」メールの原文は〔原文〕「本日より起算し、20日間のご試用期間が開始されます。」「ご試用期間は、お申し込み当日を含めて20日間です。」でした。当日を含めて数えるので、8月17日に申し込んだ筆者の場合、20日目は9月5日です【実測: n=1, 2026-08-17, リトルサーバー「仮登録完了」メールの本文原文 】。同じメールには〔原文〕「ご試用期間終了後に、ユーザーID、一切のデータは自動的に順次削除されます。」ともあります【実測: n=1, 2026-08-17, 同じメールの本文原文 】

  • (2026-08-25 追記)「終わりますよ」というメールは来ない場合があると、最初から書かれています。 同じ申込完了メールの原文です。

なお、ご利用状況(長期間の未利用、初期状態のままの放置など)により、試用期間終了の事前通知メールをお送りしない場合がございます。あらかじめご了承くださいますようお願い申し上げます。

【実測: n=1, 2026-08-17, リトルサーバー「仮登録完了」メールの本文原文 】

実際、筆者の環境では8月25日時点(申込から8日目・試用20日目まで残り11日)で、期限に触れたメールは1通も届いていません【実測: n=1, 2026-08-25, 送信元 lsv.jp からの受信メールを全期間・迷惑メール/ゴミ箱を含めて確認 】。通知が来る前提で予定を立てないのが正解です。カレンダーに自分で入れてください。なお、期限が近いときに他社が何通くらい送ってくるかは安いレンタルサーバーの無料お試し比較に5社ぶんまとめました。

⚠ なお「カード登録不要・自動課金なし」はお試し段階に限った話です。 お試し後にクレジットカードで本契約すると、契約期間が終了する月の27日(土日祝は翌営業日)に自動更新(自動決済)が行われ、決済不能時を除いて個別の案内メールは来ません【一次: リトルサーバー お支払い方法, 2026-08-17, https://lsv.jp/?pay】。自動継続したくない場合は、解約の予約が必要です。

お試し中の制限は、公式サイトの2か所で書いてある数が違った

これは読者が引っかかりやすい箇所なので、そのまま書きます。

掲載場所 書かれている制限 件数 出典
申込ページ プラン変更不可・SSH不可・転送量10GB/1日に制限・メール操作不可 4件 【一次: リトルサーバー お申し込み, 2026-08-17, https://lsv.jp/order.php】
よくある質問 メールアドレス操作(送受信)不可・SSHログインご利用不可・転送量を1日あたり10GBに制限 3件 【一次: リトルサーバー よくある質問, 2026-08-17, https://lsv.jp/faq_service.php?=09】

申込ページにある「プラン変更不可」が、よくある質問の一覧には入っていません【一次: リトルサーバー お申し込み, 2026-08-17, https://lsv.jp/order.php】【一次: リトルサーバー よくある質問, 2026-08-17, https://lsv.jp/faq_service.php?=09】。

どちらが正しいのかは、外からは判断できません。筆者はプラン変更ボタンを押していません(誤操作で課金が発生する可能性を排除できないため)。ここは未検証のまま残しています。

なお「メール操作不可」は2024年に追加された制限です。公式のお知らせに経緯が書かれています。

2024年11月23日より、スパムメール送信など不正利用防止を目的として、無料お試し期間中の制限事項としてメールアドレスの操作(メール送受信)を制限させて頂く事となりました。
これにより、試用期間中はメールの操作・送受信ができなくなりますが、ご契約後にすべての制限が解除されますので操作・送受信が可能になります。
【一次: リトルサーバー お知らせ, 2026-08-17, https://lsv.jp/news.php?=99】

2024年11月より前に書かれたレビュー記事には、この制限が載っていない可能性があります。

追記(2026-08-17):この「メール操作不可」を実際に試したら、想定と違いました

公開後に、コントロールパネルから実際にメールアドレスを1つ追加してみました。結果は次のとおりです。

確かめたこと 結果
メールアドレス設定の画面は開くか 開く(追加フォームも入力欄も、制限なしのときと同じ見た目で表示される)
画面のどこかに「試用中はできません」と予告が出ているか 出ていない(送信前の画面には、その旨の文言が1文字もない)
送信するとどうなるか 拒否される。メールアドレスは1件も作成されない(送信後も「まだメールアドレスは追加されていません。」のまま)
拒否メッセージの原文 「試用期間中はメールの送受信はできません。ご契約お手続き後にご利用ください。」
送信してから拒否が返るまで 0.39秒(HTTP 200)
出典 【実測: n=1, 2026-08-17, コントロールパネルの「メールアドレス設定」にメールアドレスとパスワードを入力して送信し、返ってきた画面のHTMLを取得】

ここで分かったことは2つあります。

  1. 公式の制限表記は「送受信ができない」ですが、実際には「アドレスの作成そのものができない」。日本語としては「送受信できません」でも間違いではありませんが、送受信の前段である追加の時点で止まります。「アドレスだけ先に作っておいて、契約後に受信を始める」という段取りは組めません。
  2. 押すまで分かりません。 制限に該当する機能でも、画面は通常どおり開き、入力もでき、送信ボタンも押せます。ここは http/2設定 の画面が「ミニプランでは本機能はご利用できません。」と最初から明示しているのと対照的でした【実測: n=1, 2026-08-17, コントロールパネルの http/2設定 と メールアドレス設定 の画面HTMLを比較】。

なお、メールパスワードの入力規則は12〜32文字・使える記号はピリオド/ハイフン/アンダースコアのみでした【実測: n=1, 2026-08-17, メールアドレス設定画面の注記】。

本題:ミニプランは結局いくらかかるのか

ここが本記事でいちばん伝えたい部分です。

公式の料金ページには、税込のお支払い総額の早見表が「新規ご契約時」と「ご契約更新時」の2つに分けて載っています【一次: リトルサーバー ご利用料金, 2026-08-17, https://lsv.jp/?price】。2026-08-17時点の表示値は次のとおりでした。

リトルサーバー公式料金ページの新規契約時お支払い総額の早見表
リトルサーバー公式料金ページ。新規12ヶ月はミニ2,992円がワード2,574円より高い【一次: リトルサーバー ご利用料金, 2026-08-17, https://lsv.jp/?price 】

新規ご契約時(税込・お支払い総額/初期費用込み)

契約期間 ミニプラン ワードプラン リトルプラン ビッグプラン
6ヶ月 2,200円 1,551円 1,478円 4,114円
12ヶ月 2,992円 2,574円 2,640円 6,688円
【一次: リトルサーバー ご利用料金, 2026-08-17, https://lsv.jp/?price】

12ヶ月で見ると、ミニプランはワードプランより418円、リトルプランより352円高いことになります。
6ヶ月で見ると、ミニプランはワードプランより649円、リトルプランより722円高いことになります。
(いずれも上の公式早見表の差額です 【一次: リトルサーバー ご利用料金, 2026-08-17, https://lsv.jp/?price】)

⚠ ワードプランとリトルプランでは、差がつく理由が違います。

  • ワードプランとの差は、初期費用だけで説明がつきます。 ワードプランは新規12ヶ月2,574円で、更新時も2,574円=同額です【一次: リトルサーバー ご利用料金, 2026-08-17, https://lsv.jp/?price】
  • リトルプランは、初期費用が0円になっているうえに利用料金も20%オフです。 更新時の12ヶ月は3,300円で、その80%は2,640円=新規時の表示額と一致します【一次: リトルサーバー ご利用料金, 2026-08-17, https://lsv.jp/?price】
    (いずれも上の公式早見表の差額です 【一次: リトルサーバー ご利用料金, 2026-08-17, https://lsv.jp/?price】)

なぜそうなるのか=初期費用

プラン 初期費用(税込) 出典
ミニプラン 1,012円 【一次: リトルサーバー ご利用料金, 2026-08-17, https://lsv.jp/?price】
ワードプラン 0円(8/31までのキャンペーン) 【一次: リトルサーバー ご利用料金, 2026-08-17, https://lsv.jp/?price】
リトルプラン 0円(8/31までのキャンペーン) 【一次: リトルサーバー ご利用料金, 2026-08-17, https://lsv.jp/?price】
ビッグプラン 1,012円 【一次: リトルサーバー ご利用料金, 2026-08-17, https://lsv.jp/?price】

料金ページには「▼リトルプラン、ワードプランは8/31まで初期費用無料キャンペーン」と書かれています【一次: リトルサーバー ご利用料金, 2026-08-17, https://lsv.jp/?price】。いちばん安い月額を訴求しているミニプランは、このキャンペーンの対象に入っていません。

ただし2年目からは逆転する

更新時の総額は、新規契約時とは別の表になっています。

契約期間 ミニプラン ワードプラン リトルプラン ビッグプラン
3ヶ月 — — 1,023円 1,650円
6ヶ月 1,188円 1,551円 1,848円 3,102円
12ヶ月 1,980円 2,574円 3,300円 5,676円
【一次: リトルサーバー ご利用料金, 2026-08-17, https://lsv.jp/?price】

更新時はミニプランのほうが安くなります。そこで、12ヶ月契約を続けた場合の累計を計算すると次のようになります。

累計 ミニプラン ワードプラン 差
1年目まで 2,992円 2,574円 ミニが418円高い
2年目まで 4,972円 5,148円 ミニが176円安い
3年目まで 6,952円 7,722円 ミニが770円安い
(新規12ヶ月+更新12ヶ月×n として、上の2つの公式表の値を足し合わせた計算です 【一次: リトルサーバー ご利用料金, 2026-08-17, https://lsv.jp/?price】)

損益分岐はおよそ2年目です。 1年で見極めたいならワードプラン、2年以上続けるつもりならミニプランのほうが安く済みます。

⚠ この計算には前提があります。更新価格が将来も同じである保証はありません。 また、キャンペーン後の初期費用については、申込フォームに次の記載があります。

★2026年8月31日まで、ワードプラン・リトルプランは通常920円の初期費用が無料となります。
【一次: リトルサーバー お申し込みフォーム, 2026-08-17, https://lsv.jp/form.php】

920円(税別)=1,012円(税込)で、ミニプラン・ビッグプランと同額です 【一次: リトルサーバー ご利用料金, 2026-08-17, https://lsv.jp/?price】。つまりキャンペーンが終われば、4プランとも初期費用は同額に戻ると読めます。 その場合、上の逆転は起きません。あくまで2026-08-17時点・キャンペーン期間中の表示価格に基づく試算です。

契約期間は6ヶ月と12ヶ月の2つだけ

新規契約で選べるのは6ヶ月と12ヶ月のみでした。3ヶ月契約は新規受付が終了しています。

※誠に勝手ながら2018年11月30日をもちまして、新規ご契約時の3ヶ月契約は終了させていただきましたが、現在3ヶ月契約のお客様は引き続き継続していただけます。
【一次: リトルサーバー ご利用料金, 2026-08-17, https://lsv.jp/?price】

あわせて、最低利用期間は全プラン6ヶ月で、契約期間内に解約しても返金はありません【一次: リトルサーバー よくある質問, 2026-08-17, https://lsv.jp/faq_pay.php?=03】。契約月は無料で、課金開始は翌月からです【一次: リトルサーバー お申し込み, 2026-08-17, https://lsv.jp/order.php】。

プランは上げられるが、下げられない

※ご注意 下位プランへの変更はできません。
【一次: リトルサーバー よくある質問, 2026-08-17, https://lsv.jp/faq_service.php?=03】

ミニプランで始めて後から上げるのは可能ですが、上位で始めて後から下げることはできません。最初にミニプランを選ぶこと自体は、この意味では安全側の選択です。

ミニプランだけ使えない機能は2つ(ワードプランと共通で使えないものが2つ)

公式の全プラン比較表を見ると、ミニプランだけ×になっている行があります【一次: リトルサーバー 全プラン比較, 2026-08-17, https://lsv.jp/?planall】。

項目 ミニ ワード リトル ビッグ
高速化設定 × ○ ○ ○
http/2 × ○ ○ ○
独自SSL(SNI) × × ○ ○
モジュール版PHP × × ○ ○
ディスク容量 20GB(SSD) 30GB(SSD) 60GB(SSD) 120GB(SSD)
データベース数 3個 5個 10個 50個
転送量/24h 30GB 45GB 90GB 180GB
Cron設定数(実行間隔) 2件/5分 2件/5分 5件/5分 10件/1分
自動バックアップ 7日 7日 7日 7日
SSHログイン ○ ○ ○ ○
【一次: リトルサーバー 全プラン比較, 2026-08-17, https://lsv.jp/?planall】

「高速化設定」については、マニュアルに文章でも書かれています。

PHPは全プランでご利用可能ですが、高速化設定はミニプランではご利用できません。
【一次: リトルサーバー マニュアル, 2026-08-17, https://lsv.jp/manual.php?=program】

同じマニュアルによれば、高速化設定は初期値が有効で、「通常はこのままにしておく事を推奨します」と案内されている機能です【一次: リトルサーバー マニュアル, 2026-08-17, https://lsv.jp/manual.php?=program】。つまりミニプランは、他プランなら既定でONになっている高速化が最初から無い状態になります。

実際に外から叩いても HTTP/1.1 だった

公式表示が正しいかどうかは、外から確認できます。

curl -sS -o /dev/null --http2 -w "http_version=%{http_version}\n" "https://自分のドメイン/"

--http2 を明示指定しても、返ってきたのは http_version=1.1 でした【実測: n=1, 2026-08-17, curl 8.7.1 でHTTP/2を明示要求】。

⚠ ここに落とし穴があります。レスポンスヘッダには Upgrade: h2 が付いています【実測: n=1, 2026-08-17, curl -I で取得したレスポンスヘッダ】。これはHTTP/1.1のアップグレード機構の提示であって、TLS-ALPNでHTTP/2が通ることを意味しません。ヘッダに h2 の文字があるからHTTP/2が使えている、と判断しないでください。

比較のため、同日に同じ方法で測った他の2つは次のとおりでした。

ホスト --http2 指定時の結果 出典
リトルサーバー ミニプラン 1.1 【実測: n=1, 2026-08-17, curl –http2】
別の月額200円台の共用サーバー 2 【実測: n=1, 2026-08-17, curl 8.7.1 に –http2 を明示指定】
ConoHa WING(筆者の運用サイト) 2 【実測: n=1, 2026-08-17, curl 8.7.1 に –http2 を明示指定】

公式サイトの書き方は、場所によってわかりやすさが違う

ここは公平のために書いておきます。「非対応であることを公式が隠している」という事実はありません。書いてあります。 ただし書き方が3か所で違いました。

掲載場所 表現 気づきやすさ
全プラン比較表 「×」印 明確
マニュアル(PHPの項) 「ミニプランではご利用できません」と文章 明確
トップページのプランカード 取り消し線のみ(HTML上は <s> タグ) 気づきにくい
ミニプランの個別ページ 取り消し線+グレー表示。ただし説明文は「高速化します」という肯定形のまま 気づきにくい

【一次: リトルサーバー, 2026-08-17, https://lsv.jp/】【一次: リトルサーバー ミニプラン, 2026-08-17, https://lsv.jp/?plan_mini】

そして、取り消し線が「非対応」を意味することの凡例(説明書き)は、これらのページを検索した範囲では見つかりませんでした【実測: n=1, 2026-08-17, 各ページのHTMLを「取り消し線/打ち消し/凡例/非対応/利用できません」で全文検索】。

ただし公平のために書いておくと、「プラン比較はこちらです」というボタンは、取り消し線が引かれているそのプランカードのすぐ下に置かれています【一次: リトルサーバー, 2026-08-17, https://lsv.jp/】。1クリック先に×印の表があるので、「公式が説明していない」のではなく「カード表示だけでは確定できない」というのが正確な言い方です。

これは細かい話に見えますが、実務的な影響があります。HTMLからタグを外してテキストだけ読むと、取り消し線は消えます。 つまり自動で情報を集めるツールや、テキストだけをコピーした比較記事では、「ミニプランもhttp/2に対応」と読めてしまいます。筆者も最初にこの読み違いをしかけ、HTMLの中身を見て気づきました。

WordPressを入れる(実測)

コンパネの「簡単インストール」には7種類が並び、WordPressだけ通常版と「※超かんたん・初心者向け」の2つがあります。今回は後者を使いました。

項目 実測値 出典
総所要(メニューを開く→稼働を検出) 2分49秒 【実測: n=1, 2026-08-17, 10:27:49開始→10:30:38に外形HTTPで稼働検出】
実行ボタン→稼働まで 54〜69秒 【実測: n=1, 2026-08-17, 15秒間隔でポーリングしたため幅がある】
必要だったクリック数 4回 【実測: n=1, 2026-08-17, コンパネログイン後から数えた】
入力が必要だった項目 0件 【実測: n=1, 2026-08-17, サイト名・ユーザー名・パスワード・メールはすべて省略可】
データベース 自動生成 【実測: n=1, 2026-08-17, 「使用データベース」の既定が「データベース自動生成」】
入ったWordPress 6.1.12 【実測: n=1, 2026-08-17, <meta name="generator"> の値】

公式マニュアルの案内は「最短ワンクリックでインストール可能」で、入力しない手順が標準例として書かれています。

使用データベースやドメイン、その他の項目を設定する事もできますが、本例では何も入力せずにワンクリックインストールを行います。
【一次: リトルサーバー マニュアル, 2026-08-17, https://lsv.jp/manual.php?=cms】

公式は所要時間を分・秒では書いていません。インストール完了画面には「■有効化まで数分かかりますので、数分間お待ちください」と出ましたが、実際には実行から54〜69秒で動きました【実測: n=1, 2026-08-17, 完了画面の表示と外形HTTPでの稼働検出】。案内より速かったことになります。

⚠ 注意事項も画面に出ます。「※インストール先にディレクトリ「wp」が存在する場合、内部のファイルは消滅します。」「※同一のインストール先に再インストールするとデータベーステーブルは上書きされます。」「※クリックすると即時インストールします。使用データベース、インストール先を確認してください。」——確認画面はありません。

入ったのは WordPress 6.1.12(最新のメジャーバージョンではない)

これは料金表からは見えない差です。

公式のお知らせによれば、簡単インストールのWordPressは2023年に6.1.1へ更新されたのが最後の告知です。

WordPressの簡単インストールのバージョンを6.1.1にアップデートいたしました。
現在までにインストールされておりますWordPressには、何ら影響を与えません。
【一次: リトルサーバー お知らせ, 2026-08-17, https://lsv.jp/news.php?=90】

そして2026-08-17に実際に入ったのは 6.1.12 でした【実測: n=1, 2026-08-17, <meta name="generator">】。同じ日に届いたWordPressからの自動更新通知メールには「WordPress 7.0.4 も利用できます」と書かれています【実測: n=1, 2026-08-17, WordPress本体が送信した自動更新通知メール】。

「6.1系だから危険」とは書きません。 インストール当日に 6.1.12 への自動更新が実際に走っており、セキュリティ修正は届いています【実測: n=1, 2026-08-17, 同メール】。ここで言えるのは「最新のメジャーバージョンではないものが入る」ということだけです。最新版を使いたい場合は、入れたあとに自分で本体を更新することになります。

追記(2026-08-17):これはWordPressだけの話ではありませんでした

公開後に、コントロールパネルの「簡単インストール」の画面そのものを調べました。画面上の品目名は画像で書かれていてバージョンが読めないのですが、フォームの内部(送信される隠しフィールドの値)にはソフト名とバージョンがそのまま入っています。全7項目の実値は次のとおりでした。

画面の説明文 フォームに入っている値
高機能ブログツール ※データベース必須 WordPress(版数の表記なし)
高機能ブログツール ※超かんたん・初心者向け WordPress(版数の表記なし)
高機能ブログツール ※データベース必須 MovableType6.0.3
コミュニティサイト構築システム ※データベース必須 XOOPS2.2.0
国産の高機能ECサイト構築ツール ※データベース必須 EC-CUBE3.0.16
オンラインショップ構築プログラム ※データベース必須 ZenCart1.5.1
誰でも自由にページを編集できるツール ※データベース不要 PukiWiki(版数の表記なし)
出典 【実測: n=1, 2026-08-17, コントロールパネル「簡単インストール」画面のHTMLから name='soft' の隠しフィールドの値を全件抽出】

WordPressが6.1系だったのは単発の事象ではなく、簡単インストール全体が同じ状態でした。 EC-CUBEは3.0系(現行は4系)、MovableTypeは6.0系(現行は7系)です。

ただし、ここでも断定は避けます。確認したのはフォームに書かれているバージョン文字列だけで、実際に配布されるアーカイブが本当にその版かは、各ソフトを1つずつインストールしないと分かりません(今回はWordPress以外はインストールしていません)。また、バージョンが古いこと自体が直ちに危険とは書けません——WordPressの場合は入れた直後に自動更新が走っており、他のソフトにも同様の仕組みがあるかは未確認です。

言えるのは「簡単インストールは、最新版を入れてくれる機能ではない」ということです。インストールした直後に、自分でそのソフトを更新するところまでが作業だと考えておくのが安全です。

既定値のまま完了すると、5つのことが起きる

ここが本記事でいちばん実用的な部分です。上位20記事のどれにも書かれていませんでした【実測: n=1, 2026-08-17, 上位20URLのHTMLを取得し「初期ユーザー/既定のユーザー/デフォルトのユーザー/ユーザー名が自動」等で検索】。

「超かんたんインストール」を何も入力せずに実行すると、次のことが同時に起きます。

1. WordPress管理者のユーザー名が、コンパネのユーザーIDと同じ文字列になる
インストール画面のユーザー名欄には「※省略の場合「◯◯」になります」と表示され、その◯◯は筆者のコンパネのユーザーIDと同じ文字列でした【実測: n=1, 2026-08-17, 超かんたんインストール画面の表示】。⚠ これは筆者の1アカウントでの観測です。 公式マニュアルには「省略時はコンパネのユーザーIDと同じになる」と明記した文は見当たらず、マニュアルの画面例に固有の値が入っているだけでした【実測: n=1, 2026-08-17, https://lsv.jp/manual.php?=cms のHTMLと画面例を確認】。仕様として断定はできません。

2. その名前が、外部から誰でも読み取れる
/wp-json/wp/v2/users に匿名でアクセスすると HTTP 200 が返りました【実測: n=1, 2026-08-17, curl で匿名アクセス】。

ここは正確に書きます。このエンドポイントが匿名で返すのは、ログイン名そのもの(user_login)ではありません。 返ってきたキーは id name slug description link url avatar_urls meta _links の9つで、user_login も username も含まれていませんでした【実測: n=1, 2026-08-17, 返却JSONのキーを全件確認】。

問題は、インストール直後は表示名(name)もスラッグ(slug)もログイン名と同じ文字列になることです。実測でも name と slug は完全に同じ9文字でした【実測: n=1, 2026-08-17, 返却JSONの2つの値を比較。値そのものは記録していない】。結果として、ログインに使う名前が外から読み取れる状態になります。

⚠ この露出はWordPress側の一般的な挙動であって、リトルサーバー固有のものではありません。 ユーザー一覧に出るのは「投稿を公開しているユーザー」だけですが、初期状態には「Hello world!」という公開済みの投稿が1件あるため、管理者が該当します【実測: n=1, 2026-08-17, /wp-json/wp/v2/posts に匿名アクセスして公開投稿1件を確認】。

⚠ そして、これは対策できます。実際、リトルサーバー自身が運営しているブログの同じエンドポイントは401を返し、ユーザー情報を出していませんでした【実測: n=1, 2026-08-17, https://lsv.jp/column/wp-json/wp/v2/users に匿名アクセス。応答は {"code":"rest_user_cannot_view",...,"status":401}】。広告主自身のサイトでは塞がっているものが、「超かんたんインストール」が作る初期状態では開いている——これが本記事で指摘したい構造です。

3. 完了画面が案内するログインURLが http://
完了画面には http://(ドメイン)/wp-admin と表示されます【実測: n=1, 2026-08-17, 完了画面と完了通知メールの表示】。

4. 自動生成パスワードが英大文字のみだった
今回生成されたのは英大文字のみ12文字で、数字・小文字・記号を含みませんでした【実測: n=1, 2026-08-17, 完了画面のパスワード欄の文字種を確認。値は記録していない】。⚠ これは1回の観測です。「常に英大文字のみ」とは言えません。

5. そのパスワードが画面に平文で表示され、平文メールでも送られる
完了画面に平文で表示され、「詳細を(メールアドレス)に送信しました。」と出ます【実測: n=1, 2026-08-17, 完了画面の表示と受信メール】。

1と2が組み合わさると、「サーバーのコンパネにログインするための名前が、外から読み取れる」状態になります。 WordPressの管理者名が漏れるだけなら被害はWordPressに閉じますが、その名前がサーバーのコンパネのユーザーIDと同じなら、影響はWordPressの外に広がります。

なぜこれが問題なのか——広告主自身が2020年に注意喚起している

リトルサーバーは2020年に、こういうお知らせを出しています。

ここ最近、一部のユーザーIDにおきまして、WordPressの安易なパスワードが突破され、WEBサイトが改ざんされるといった被害が急増しております。
(中略)
ほぼ全てが安易なパスワードを破る辞書攻撃によるものですので、WordPressへのログインパスワードが単語の羅列や連続文字など、脆弱性があるものではないか、今一度ご確認くださいませ。
【一次: リトルサーバー お知らせ, 2026-08-17, https://lsv.jp/news.php?=69】

辞書攻撃で最初に必要になるのはユーザー名です。 上の1と2は、その前提を既定値のまま満たしてしまいます。⚠ 繰り返しますが、REST APIからの名前の露出はWordPress側の一般的な挙動で、リトルサーバー固有の欠陥ではありません。指摘したいのは、「何も入力せずワンクリック」という導線が、その一般的な穴を塞がないまま完了できてしまう点です。

なお、サーバー側の対策も告知されています。「FTP、WordPressのログイン時に、一定時間内に認証失敗回数がある値を超えますと、自動的にアクセスが拒否されるようセキュリティを強化」したとのことです【一次: リトルサーバー お知らせ, 2026-08-17, https://lsv.jp/news.php?=20】。何も対策されていないわけではありません。

一方で、公式マニュアルにはインストール後のセキュリティ案内が見当たりませんでした。マニュアル10ページを検索した範囲でパスワードに触れているのは「『完了』ボタンをクリックする前にパスワードをお控えください。」の1文のみで、「控えろ」であって「変えろ」ではありません【実測: n=1, 2026-08-17, manual.php 配下10カテゴリのHTMLを取得して検索】。

http:// の経路は本当に生きていた

完了画面が案内する http:// を、外から実際に叩いてみました。

叩いたURL 応答 転送先
http://(ドメイン)/ 200 転送なし
http://(ドメイン)/wp-login.php 200 転送なし
http://(ドメイン)/wp-admin/ 302 http:// のまま wp-login.php へ
出典 【実測: n=1, 2026-08-17, curl でリダイレクトを追跡せずステータスとLocationヘッダを確認】

そして、http で開いたログイン画面の送信先も http:// でした。

<form name="loginform" id="loginform" action="http://(ドメイン)/wp-login.php"

【実測: n=1, 2026-08-17, http経由で取得したHTMLのform要素】

同じページを https で開けば、送信先は https になります【実測: n=1, 2026-08-17, https経由で取得した同じform要素】。つまり自分でhttpsを打てば問題ありません。問題は、案内文がhttpを指していることです。

比較として、筆者が運用している別の共用サーバー(ConoHa WING)では、http:// へのアクセスが 301でhttpsに転送され、httpのログイン画面はそもそも存在しませんでした【実測: n=1, 2026-08-17, 同じ方法で計測】。

⚠ これはリトルサーバー固有の欠陥とは限りません。 WordPress側のURL設定と、サーバー側に常時SSL化の転送設定が無いことの組み合わせで起きています。ただし初期状態でどちらになっているかは、実際に契約するまで分かりません。

対策(今日からできること)

やること 方法
名前を推測されないようにする インストール時にユーザー名を省略せず、コンパネのユーザーIDと違う文字列を入れる
すでに入れてしまった場合 別の管理者ユーザーを作り、元のユーザーを削除して投稿を引き継ぐ
パスワードを変える 入れた直後にWordPress側で変更する(メールに残った平文のものを使い続けない)
httpsで固定する .htaccess に常時SSL化を書く(下記)
名前の露出を塞ぐ REST APIのユーザー一覧を止めるプラグインを入れる(リトルサーバー自身のブログも塞いでいます)。詳しくはWordPressのユーザー名がバレる|隠す設定と11か所の実測結果

追記(2026-08-17): このうち「パスワードを変える」は、筆者の検証用サイトでも実際にやりました。 WordPressの管理画面(https:// で開くこと)の「ユーザー → プロフィール」から新しいパスワードを設定し、新しいパスワードでログインできることとメールに書かれていた元のパスワードではログインできなくなったことの両方を確認しています【実測: n=1, 2026-08-17 12:04, 新旧それぞれでログインを試し、ログイン済みCookieが発行されるかで判定】。平文でメールに残ったパスワードは、変えてしまえばそのメールが漏れても意味を持ちません。

常時SSL化については、リトルサーバーが記述例を公開しています。

httpsで統一したい場合は、.htaccessに下記を記述してください。
重要:必ず先にhttpsでアクセス可能である事をご確認ください。
1、公開ディレクトリ(ドメインのパス)に.htaccessがある場合は編集、ない場合は作成
2、以下をファイルの先頭に追加してください
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
保存後、httpでアクセスすると自動的にhttpsに転送されます。
※既にリダイレクト設定がある場合、内容次第では正常動作しない場合があります。
※.htaccessの記述内容のカスタマイズについてはサポート対象外となります。
【一次: リトルサーバー よくある質問, 2026-08-17, https://lsv.jp/faq_domain.php?=13】

⚠ 設定画面のスイッチではなく、ファイルを自分で書く方式です。しかも「サポート対象外」と明記されています。 「超かんたんインストール」を選ぶ層にとっては、ここが一段高いハードルになります。

⚠ もうひとつ注意点があります。無料SSL(Let’s Encrypt)を申請するときは、httpsへの強制リダイレクトを一時的に解除する必要があると公式が書いています【一次: リトルサーバー よくある質問, 2026-08-17, https://lsv.jp/faq_domain.php?=06】。順序を間違えると申請が通りません。

SSLは「即使える」が、自分専用の証明書ではない

申込直後から、提供ドメインのhttpsは証明書エラーなしで通りました【実測: n=1, 2026-08-17, curl でHTTPS接続】。ただし中身を確認すると、実際に配られていたのはサービス側のワイルドカード証明書でした。

項目 実測値 出典
発行者 Let’s Encrypt 【実測: n=1, 2026-08-17, openssl s_client で取得した証明書のissuer】
CN/SAN *.lsv.jp(ワイルドカード1件のみ) 【実測: n=1, 2026-08-17, 同 subject と subjectAltName】
有効期間 2026-08-14 〜 2026-11-12 【実測: n=1, 2026-08-17, 同 dates】

発行日はアカウントを作った日より前です。 つまり既存の証明書を共用しています。「無料お試しでもSSLが即使える」は事実ですが、「自分用のSSLがすぐ発行される」ではありません。

独自ドメインを載せたときの無料SSLは、本記事では未検証です。 公式は「処理は最大で数十秒を要する場合がございます」と案内し、更新は月2回の自動延長でユーザー作業は不要としています【一次: リトルサーバー よくある質問, 2026-08-17, https://lsv.jp/faq_domain.php?=06】が、筆者は実際に試していません。

速度は測ったが、結論は出さない(そして一度、測り方を間違えました)

ここは筆者が自分の測定を訂正した経緯を含めて書きます。読者が同じ間違いをしないためです。

最初に出した2セットと、そこから読み違えたこと

TTFB(最初の1バイトが返るまでの時間)を、同じ日に2回測りました。

回 時刻 中央値 最小/最大 n
1回目 10:30台 109ミリ秒 98.6/115.9 6
2回目 10:53〜10:55 153.1ミリ秒 148.6/159.3 6
出典 【実測: n=6, 2026-08-17, curl の time_starttransfer をキャッシュバスター付きで2秒間隔・6回】

これを見て、筆者は最初「23分しか空けていないのに1.4倍動いた。だから速度の結論は出せない」と書きかけました。それは誤りでした【実測: n=6, 2026-08-17, 上表の2セットは測定スキームが異なっていた】。

1回目は http://、2回目は https:// で測っていました。 差の正体は時間帯ではなく、TLSハンドシェイクの時間です。

同じ時刻に交互に測り直した結果

公開前に気づいたので、時間差をほぼゼロにして http と https を交互に測り直しました。

スキーム 中央値 最小/最大 応答サイズ TLSハンドシェイク n
http:// 98.7ミリ秒 96.9/130.5 27,867バイト なし 5
https:// 151.7ミリ秒 150.0/155.8 27,881バイト 約71ミリ秒 5
出典 【実測: n=5, 2026-08-17 11:2x台, curl の time_starttransfer・time_connect・time_appconnect をキャッシュバスター付きで交互に取得】

差は約53ミリ秒で、TLSハンドシェイクの実測値(約71ミリ秒のうち接続確立分を除いた分)とつじつまが合います。 時間帯の影響ではありませんでした。

ついでに、応答サイズの14バイト差もスキームの違いでした。当初は「WordPressが6.1.12に自動更新されたから増えた」と考えましたが、同じ時刻に測っても http は27,867バイト・https は27,881バイトで固定でした【実測: n=5, 2026-08-17, 同上】。

追記(2026-08-17 12:06):回数を倍にして、もう1セット取りました

上の測り直しは各n=5だったので、同じ方法で各n=10に増やして12:06台にもう1セット取りました。

スキーム 中央値 最小/最大 応答サイズ n
http:// 108.1ミリ秒 104.1/133.4 27,867バイト(20回とも一定) 10
https:// 160.8ミリ秒 152.0/187.8 27,881バイト(20回とも一定) 10
出典 【実測: n=10, 2026-08-17 12:06:41〜12:07:03, http と https を1回ずつ交互に10セット・各リクエスト間に1秒】

差は52.7ミリ秒(160.8 − 108.1)で、同じセットで測ったTLSハンドシェイクの中央値52.0ミリ秒(appconnect 75.4ミリ秒 − connect 23.4ミリ秒)と0.7ミリ秒しか違いません。11:2x台の測定で出した「差の正体はTLSだった」という結論が、回数を倍にしても再現しました。

なおHTTPバージョンは20回とも1.1でした。ミニプランでhttp/2が使えないことは、TLS越しでも変わりません【実測: n=10, 2026-08-17, curl の http_version】。

訂正したうえで、何が言えるか

言えること 根拠
httpsのTTFBは、10:53台の中央値153.1ミリ秒・11:2x台の151.7ミリ秒・12:06台の160.8ミリ秒でほぼ揃った(幅9.1ミリ秒) 【実測: n=6・n=5・n=10, 2026-08-17, 同一スキーム同士の比較】
httpsとhttpの差は、2セットとも TLSハンドシェイクの実測値とつじつまが合った(53ミリ秒 vs 約71ミリ秒/52.7ミリ秒 vs 52.0ミリ秒) 【実測: n=5とn=10, 2026-08-17, time_appconnect と time_connect の差を同時取得】
初回アクセスだけは 11.016秒 かかった(インストール直後の1発目) 【実測: n=1, 2026-08-17, 稼働検出の1発目】
言えないこと 理由
「月額150円でも実用に耐える速度だ」 測ったのは初期テーマの1ページのみ。記事・画像・プラグインが入った実サイトの値ではない【実測: n=6, 2026-08-17, 初期テーマのトップページのみ】
時間帯によってどれだけ動くか 同一スキームで比べられる3セットは 10:53〜12:07 の約74分の中に収まっている。 夜間・休日・平日夕方は測っていない
他社より速い/遅い 比較対象と返している中身の規模が違うため、比較できる条件になっていない【実測: n=5, 2026-08-17, 他ホストは返すバイト数が2桁違った】

速度を売りにした記事は書けませんでした。 そしてその理由も、最初に書こうとしたものとは違いました。 測定は、測り方を間違えると「動いていないもの」が動いて見えます。

追記(2026-08-24):1週間後・別の時間帯に測り直しました

上の3セットはすべて2026年8月17日(日)の 10:53〜12:07 に収まっていたので、「時間帯によってどれだけ動くか」は言えないことに入れていました。その後、2026年8月24日(月)14:21 に測り直しました。

計測日時 https の TTFB中央値 最小/最大 n 出典
2026-08-17(日)10:53台 153.1ms 148.6/159.3 6 【実測: n=6, 2026-08-17, curl・キャッシュバスター付き】
2026-08-17(日)11:2x台 151.7ms 150.0/155.8 5 【実測: n=5, 2026-08-17, curl・http/https交互】
2026-08-17(日)12:06台 160.8ms 152.0/187.8 10 【実測: n=10, 2026-08-17, curl・http/https交互】
2026-08-24(月)14:21 166.6ms 154.8/194.5 11 【実測: n=11, 2026-08-24 14:21:51〜14:22:07, curl 8.7.1・IPv4固定・5社を交互に11ラウンド】

1週間あけて、曜日も時間帯も変えて、中央値は151.7〜166.6msの範囲に収まりました(幅14.9ms)。 日曜午前と月曜午後で大きくは動かない、とまでは言えるようになりました。ただし夜間・深夜・休日夕方は依然として測っていません。

HTTPバージョンは8月24日も1.1のままでした【実測: n=11, 2026-08-24 14:21, curl の http_version】。ミニプランでhttp/2が使えない点は変わっていません。

他社比較について、2026年8月24日時点で1つだけ言えること

「他社より速い/遅い」も言えないことに入れていました。返しているバイト数が違うと比べられないからです。この点は今も変わりません。ただし2026年8月24日に当サイトが契約している全サーバーを同じ時刻に交互に測ったところ、1つだけ確かなことが見えました【実測: n=11, 2026-08-24 14:21:51〜14:22:07, curl 8.7.1・IPv4固定・5社を1ラウンドで順に叩き11ラウンド】。

サーバー TTFB中央値 応答サイズ HTTP 出典
コアサーバーV2 99.3ms 70,344B 2 【実測: n=11, 2026-08-24 14:21, curl同時刻計測・x-litespeed-cache: hit】
ConoHa WING 114.6ms 232,936B 2 【実測: n=11, 2026-08-24 14:21, curl同時刻計測】
Quicca Plus 142.0ms 70,246B 2 【実測: n=11, 2026-08-24 14:21, curl同時刻計測】
ラッコサーバーRK1 163.9ms 70,078B 2 【実測: n=11, 2026-08-24 14:21, curl同時刻計測】
リトルサーバー ミニ 166.6ms 27,881B 1.1 【実測: n=11, 2026-08-24 14:21, curl同時刻計測】

リトルサーバーは上表のなかで応答サイズが最も小さいのに、TTFBは最も遅いという結果でした【実測: n=11, 2026-08-24 14:21, curl の time_starttransfer と size_download】。サイズが小さいほうが有利なはずの条件で最下位なので、「返すものが小さいから速く見えているだけ」ではないとは言えます。ただしこれは「リトルサーバーが遅い」と断定できる根拠ではありません。 WordPressのテーマ・プラグイン構成が5社で揃っておらず、コアサーバーV2はキャッシュが効いた状態の値だからです。詳しい測定条件は安いレンタルサーバーの無料お試し比較に書いています。

初期状態のレスポンスヘッダ

WordPressを入れたあとの応答ヘッダを確認しました。

項目 実測値 出典
Server Apache 【実測: n=1, 2026-08-17, curl -I】
X-Powered-By PHP/8.2.20 【実測: n=1, 2026-08-17, curl -I で取得したレスポンスヘッダ】
HSTS(Strict-Transport-Security) なし 【実測: n=1, 2026-08-17, curl -I で取得したレスポンスヘッダ】
セキュリティ関連ヘッダ 0件 【実測: n=1, 2026-08-17, x-frame-options・x-content-type-options・x-xss-protection・content-security-policy のいずれも無し】

⚠ これは「初期状態で」の話です。 .htaccess やWordPressのプラグインで後から追加できます。「リトルサーバーではセキュリティヘッダを付けられない」という意味ではありません。

ミドルウェアがApacheである点は実務に効きます。.htaccess がそのまま使えます(全プラン対応と比較表にも記載があります【一次: リトルサーバー 全プラン比較, 2026-08-17, https://lsv.jp/?planall】)。

追記(2026-08-17):申告されているPHPのバージョンが、場所によって3つに分かれていました

上の X-Powered-By: PHP/8.2.20 は、自分のサイトが動いている側のサーバーの値です。同じ日に、リトルサーバーの他のホストも同じ方法で確認したところ、3系統に分かれていました。

どこ 申告されているPHPバージョン
自分のサイト(kenshotest.lsv.jp) PHP/8.2.20
公式サイト(lsv.jp のトップ・ログインページ・申込フォーム・料金ページの4URLとも) PHP/5.4.45
ログイン後のコントロールパネル(16画面すべて) PHP/5.6.40
出典 【実測: n=1, 2026-08-17, 各URLの X-Powered-By レスポンスヘッダ。公開側4URLは未ログインで、コントロールパネル16画面はログイン後に取得】

この数字をどう読むかは慎重に書きます。

  • X-Powered-By はサーバーの自己申告値です。 実際に動いているPHPを直接見たわけではありません。設定でこのヘッダだけを固定している可能性は、外からは排除できません。
  • ただし、単なる固定文字列とは考えにくいとも思います。公開側の4URLがすべて 5.4.45、ログイン後の16画面がすべて 5.6.40 と、役割ごとにきれいに分かれているからです(推測です)。
  • 「危険だ」とは書きません。 ディストリビューションによっては、公式のサポートが終わったあとも配布元がセキュリティ修正だけをバックポートしていることがあり、それが当たっているかどうかは外からは判別できません。
  • 事実として言えるのは「利用者に提供しているPHPは8.2/8.3まで選べる一方で、事業者自身のサイトとコントロールパネルは、それより古い系統として申告されている」ということだけです。

なお、コントロールパネルの通信自体は保護されています。 http://lsv.jp/login.php は 301 で https:// に転送され、パスワードが平文で流れる経路は残っていませんでした【実測: n=1, 2026-08-17, curl -I http://lsv.jp/login.php】。ただしコントロールパネル側もHSTS・X-Frame-Options・X-Content-Type-Options・CSPを1つも返しておらず、HTTPも1.1のままでした【実測: n=1, 2026-08-17, curl --http2 -I https://lsv.jp/login.php】。

追記(2026-08-17):コントロールパネルの中身

公開後に、コントロールパネルの全画面を実際に開いて記録しました。お試し期間中でも、16画面すべてが開きます(できるかどうかは別で、後述します)。

ご契約内容 リソース アクセス解析 メールアドレス設定 ドメイン設定 ホームページ設定 データベース 簡単インストール Cron設定 FTPアカウント Let's Encrypt PHP詳細設定 DNS設定 http/2設定 SSH鍵作成 WEBマネージャ(ブラウザFTP)

【実測: n=1, 2026-08-17, ログイン後のコントロールパネルのメニューから全画面を取得】

PHPは9バージョンから選べて、php.ini も自分で編集できます

項目 実測値
選べるPHPバージョン 5.6 / 7.0 / 7.1 / 7.2 / 7.3 / 7.4 / 8.1 / 8.2(標準)/ 8.3 の9個
現在適用されていたバージョン 8.2
選択肢にない版 8.0(8.1の次が8.2)と 8.4
php.ini の編集 できる(/home/<ユーザーID>/log/php.ini の中身がそのまま編集欄に表示される)
出典 【実測: n=1, 2026-08-17, コントロールパネル「PHP詳細設定」の バージョン選択と php.ini 編集欄】

php.ini の既定値のうち、実務に効くものを挙げます。

設定 既定値 意味
memory_limit 256M WordPressのプラグインを増やしても当面は足りる
upload_max_filesize / post_max_size 1024M / 1024M メディアのアップロード上限は事実上ここでは詰まらない
max_execution_time 30 重い処理は30秒で切れる
display_errors On PHPのエラーが画面にそのまま出る設定
expose_php On レスポンスヘッダにPHPのバージョンが出る(前述の X-Powered-By)
出典 【実測: n=1, 2026-08-17, php.ini 編集欄に表示されていた内容】

⚠ display_errors = On は、公開サイトでは切っておくほうが安全です。 エラーメッセージにはサーバー内のファイルパスが含まれることがあり、それが訪問者に見えてしまいます。この2つはコントロールパネルから自分で Off に変えられます(今回は測定対象の状態を変えないため、変更していません)。

ミニプランのCronは「2個まで・5分間隔まで」

原文はこうです。

現在のプランで許可されるエントリは 2個 まで、最低実行間隔は 5分 です。
【実測: n=1, 2026-08-17, コントロールパネル「Cron設定」画面の表示】

この数字は公式の料金表・プラン比較表には出てきません。 コントロールパネルを開いて初めて分かります。1分間隔のバッチを回したい用途や、Cronを3つ以上使う用途では、ミニプランは合いません。

ブラウザFTP(WEBマネージャ)の制限

制限 値
編集できるファイルサイズ 1MBまで
一度にアップロードできる量 50MBまで
無通信でのタイムアウト 60分
日本語などマルチバイトのファイル名 扱えず、存在しても表示されない
出典 【実測: n=1, 2026-08-17, コントロールパネル「WEBマネージャ」画面の注意書き原文】

最後の1つは実害が出やすい項目です。日本語名のファイルは「無い」ように見えます(消えるわけではなく、この画面から見えないだけです)。日本語名のファイルを扱うなら、通常のFTPクライアントを使うことになります。

SSHは「画面は開くが、押していない」

SSH鍵作成 の画面はミニプラン・お試し中でも開き、「鍵作成」ボタンも押せる状態で表示されていました。http/2設定 のように「ミニプランでは本機能はご利用できません。」と最初からブロックされてはいません【実測: n=1, 2026-08-17, 両画面のHTMLを比較】。

ただしボタンは押していません。画面上に作成した鍵を削除する手段が見当たらず、取り消せない可能性があるためです。したがって「ミニプランのお試し中にSSHが実際に使えるか」は未検証のままです。分かったのは、認証方式が公開鍵のみだということだけでした。

SSHログインに必要な認証鍵ファイルを作成します。パスワード認証はできませんので予めご了承ください。
【実測: n=1, 2026-08-17, コントロールパネル「SSH鍵作成」画面の原文】

パスワードの入力規則は、場所ごとに違います

申し込み時にパスワードへ記号を入れて弾かれた話を前半に書きましたが、これはコントロールパネルの中でも同じでした。

どこのパスワードか 規則
申込時(コントロールパネルのログイン用) 半角英数字8〜16文字・数字のみ不可・IDと同一不可・4文字以上の連続文字不可
FTPアカウント 英数字8〜32文字(記号は使えない)
メールアドレス 12〜32文字・使える記号はピリオド/ハイフン/アンダースコアのみ
出典 【実測: n=1, 2026-08-17, 申込フォームおよびコントロールパネルの各入力欄の注記】

パスワード管理ツールが生成する文字列は、多くの場合そのままでは通りません。 記号を外す設定に切り替えるか、長さで強度を確保することになります。

良かった点:ログインのたびに通知メールが届きます

前半に「パスワードを平文でメールに書いて送ってくる」という指摘を書きました。公平のために、逆方向の事実も書いておきます。

コントロールパネルにログインするたび、IPアドレス・日時・端末(User-Agent)を書いた通知メールが届きます。 今回、測定のために4回ログインしましたが、4回とも1通ずつ届きました【実測: n=4, 2026-08-17, 11:50・12:11・12:12・12:13・12:14 に受信】。申込フォームの「ログイン通知」を「配信を希望する」にしていた場合の挙動です。身に覚えのないログインには気づける設計になっています。

⚠ ご契約内容の画面には、押してはいけないボタンが並んでいます

ご契約内容 の画面にはボタンが4つありますが、いずれも画像で、テキストのラベルがありません。それぞれ「ご確認・ご変更」「プランご変更」「ご契約(ご入金)」「ご解約」でした【実測: n=1, 2026-08-17, 各ボタンの画像を取得して確認】。

お試し中に「ご契約(ご入金)」を押すと、そこから課金の手続きに入ります。 逆に言えば、押さない限り課金は始まらないということでもあります。前半で「自動課金されないと直接書いた公式の文は見当たらない」と書きましたが、この画面に「ご契約(ご入金)」という明示的なボタンが独立して存在すること自体が、その傍証になります(ただしこれも直接の明文ではありません)。

参考:WordPressを入れたあとのリソース消費

項目 実測値
ホームディレクトリ 67MB
データベース領域 2MB
合計 69MB
昨日の転送量/今月の転送量 0MB/0MB
出典 【実測: n=1, 2026-08-17, コントロールパネル「リソース」画面の表示値】

ミニプランのディスク容量は20GB(SSD)なので【一次: リトルサーバー 全プラン比較, 2026-08-17, https://lsv.jp/?planall】、WordPress 1本では約0.34%しか使っていない計算になります(69MB ÷ 20,480MB)。

公式サイトの中で、数字が食い違っていた箇所

実測とは別に、公式サイト内で表記が一致していない箇所がありました。契約前に確認する読者のために記録しておきます。

項目 食い違い 出典
お試し中の制限 申込ページ4件/よくある質問3件 【一次: リトルサーバー お申し込み/よくある質問, 2026-08-17, https://lsv.jp/order.php】
メール転送先 全プラン比較表「無制限」/ミニプラン個別ページ「最大3件」 【一次: リトルサーバー 全プラン比較/ミニプラン, 2026-08-17, https://lsv.jp/?planall】
データベース名 比較表「MariaDB」/トップと個別ページ「MySQL」 【一次: リトルサーバー, 2026-08-17, https://lsv.jp/?planall】
PHPバージョン 比較表「PHP5 / 7」/トップ「PHP 5/7/8」/マニュアルは5.4〜8.1(2023年5月現在の記述)/お知らせは8.2標準・8.3全プラン供用 【一次: リトルサーバー マニュアル・お知らせ, 2026-08-17, https://lsv.jp/manual.php?=program】
リトルプランの月額 サービス紹介ページ「月額250円〜」/比較表と個別ページ「200円」 【一次: リトルサーバー サービス案内, 2026-08-17, https://lsv.jp/service.php】

⚠ どれも致命的な誤りではありません(キャンペーン価格の反映漏れや、更新されていない古いページが原因と見られます)。ただし契約前にスペックを確認するときは、全プラン比較表と料金ページを正として、他のページの数字は参考程度に扱うのが安全です。

この記事の限界(正直に書きます)

  • 測定はすべてお試し初日のミニプランです。 他の3プランは契約していないため測っていません。プランごとに収容サーバーが違うため、上位プランの数値は本記事から推測できません
  • 速度の測定は月曜午前だけです。 夜間・休日・平日日中は測っていません。地点も福岡の1か所のみです
  • インストールはn=1です。 同じ場所に再インストールするとデータベースが上書きされる仕様のため、やり直して平均を取れません
  • 自動生成パスワードの文字種はn=1の観測です。 「常に英大文字のみ」とは言えません
  • httpでのログインは実際には試していません。 フォームの送信先が http:// であることを確認しただけです
  • お試し終了時に本当に課金されないかは、まだ確認できていません。 期間は2026-09-06頃までで、そのときに追記します
  • プラン変更ボタン・解約ボタンは押していません。 誤操作で課金が発生する可能性を排除できないためです。「お試し中はプラン変更不可」は未検証のままです
  • メールは「アドレスの追加」だけを1回試して拒否されました(n=1)。 転送設定・フィルタ設定・自動返信も同じく拒否されるかは試していません
  • SSHは接続していません。 鍵作成ボタンを押していないため、「ミニプランのお試し中にSSHが実際に使えるか」は未検証です
  • 簡単インストールはWordPress以外を1つも入れていません。 バージョンはフォームに書かれている文字列を読んだだけで、配布されるアーカイブの実体は確認していません
  • X-Powered-By の値は、サーバーの自己申告です。 実際に動いているPHPを直接見たわけではありません
  • コントロールパネルの各フォームに、CSRF対策のトークンは見当たりませんでした。 ただし「トークンが無い=攻撃が成立する」ではありません(HTMLに現れない対策で防いでいる可能性を確認していないため、ここでは事実の記録にとどめます)
  • 独自ドメインを載せたときの無料SSLは未検証です
  • 料金は2026-08-17時点の表示です。 キャンペーンは8/31までと表示されており、その後は変わる可能性があります
  • 「公式サイトに書かれていない」と書いた箇所は、筆者が取得・検索したページの範囲での話です。 サイト全体を網羅したわけではありません

リトルサーバーについてよくある質問

Q. 結局、どのプランを選べばいいですか。

A. 2026-08-17時点の公式価格表で計算すると、1年で見極めたいならワードプラン、2年以上使うつもりならミニプランが総額で安くなります。ワードプランは初期費用が0円(8/31までのキャンペーン)で、しかも高速化設定とhttp/2が使えます【一次: リトルサーバー ご利用料金, 2026-08-17, https://lsv.jp/?price】。

Q. 無料お試しだけ使って、やめることはできますか。

A. できます。公式が「ご契約手続きを行わずに、そのまま放置してください」と明記しており、クレジットカードの登録欄もありません【一次: リトルサーバー よくある質問, 2026-08-17, https://lsv.jp/faq_service.php?=13】。ただしデータも自動で消えますので、残したいものは先に保存してください。

Q. ミニプランでWordPressは動きますか。

A. 動きました。入力0件・4クリック・約2分50秒で立ち上がっています【実測: n=1, 2026-08-17】。ただし入るのは6.1系で、最新のメジャーバージョンではありません【実測: n=1, 2026-08-17, <meta name="generator">】。

Q. http/2が使えないと、何が困りますか。

A. リトルサーバーの説明は「高速化技術のhttp/2がご利用可能で、画像の多いサイトで真価を発揮します。」です【一次: リトルサーバー ワードプラン, 2026-08-17, https://lsv.jp/?plan_word】。画像やCSS・JSファイルが多いページほど差が出やすい仕組みです。ただし、それが体感で何秒の差になるかは本記事では測っていません。

Q. 「超かんたんインストール」は使わないほうがいいですか。

A. そんなことはありません。速くて確実です。ユーザー名の欄だけ空欄にしないでください。 それだけで本記事で挙げた問題の1と2は起きません。

Q. 記事に載っているユーザー名やパスワードはどこですか。

A. 載せていません。実際の値は本記事にも、社内の計測記録にも記録していません。文字種と長さだけを記録しています。

まとめ

  • 無料お試しは20日間・カード登録不要・放置で終了。申込から利用開始まで約2分でした【実測: n=1, 2026-08-17, 受信メールのタイムスタンプ】
  • WordPressは入力0件・4クリック・2分49秒。ただし入るのは6.1.12で、最新のメジャーバージョンではありません【実測: n=1, 2026-08-17, コンパネ操作の記録と <meta name="generator"> の値】
  • 既定値のまま完了すると、WordPressの管理者名がコンパネのユーザーIDと同じ文字列になり、外から読み取れます。 インストール時にユーザー名を1つ入力するだけで防げます【実測: n=1, 2026-08-17, /wp-json/wp/v2/users への匿名アクセス】
  • ミニプランだけ「高速化設定」と「http/2」が使えません。 公式の比較表には×で書かれていますが、トップページのプランカードでは取り消し線だけで示されています【一次: リトルサーバー 全プラン比較, 2026-08-17, https://lsv.jp/?planall】
  • 2026-08-17時点の新規契約では、ミニプランの総額(12ヶ月2,992円)はワードプラン(2,574円)より高くなります。 逆転するのは2年目です 【一次: リトルサーバー ご利用料金, 2026-08-17, https://lsv.jp/?price】

この記事は、お試し期間が終わる2026年9月5日に追記します。 本当に課金されずに終わるのかを確認して、そのときの結果を書きます。(2026-08-25 訂正)以前ここに「9月6日頃」と書いていましたが、申込完了メールの原文が「お申し込み当日を含めて20日間」だったため、8月17日を1日目とすると20日目は9月5日です【実測: n=1, 2026-08-17, リトルサーバー「仮登録完了」メールの本文原文 】。

なお、リトルサーバーを含めて無料お試しのある格安サーバーを実際に契約し、初年度と2年目の総額を並べたものは安いレンタルサーバーの無料お試し比較にまとめています。


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下のリンクは当サイトの紹介リンクです。このリンクを経由してリトルサーバーの有料契約(6ヶ月または12ヶ月)が成立した場合に限り、当サイトへ紹介報酬が支払われます。無料お試しの申込だけでは報酬は発生しません。報酬額はプランによって異なり、本記事が総額で有利だと結論づけたワードプランのほうが、ミニプランより報酬が高く設定されています——それでも本記事は公式の価格表どおりに計算した結果をそのまま書いています。報酬の有無によって測定結果や記述を変えることはしていません。

リトルサーバー 公式サイト(当サイトの紹介リンク)

紹介リンクを使いたくない場合は、検索などから公式サイトを直接開いてください。提供される内容もプランの価格も変わりません。


この記事の測定条件・証跡の詳細は運営者情報・編集方針に記載の方針に従っています。

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